【京都の雑学】日本三大祭の一つ!祇園祭って?

夏といえば、浴衣。そして、浴衣といえば、やっぱり夏祭り!こんにちは、桜京スタッフのmisakiです。みなさんはもう今年の夏祭りの予定は立てられましたか?

流石に早すぎるでしょ!というツッコミも入りそうですが、予定は早く立てるに越したことはありませんよね!この記事では祇園祭の起源や概要を詳しく知れば、祇園祭に行きたくなる!または、いつもの祇園祭りがもっと楽しくなるかも??ということで、お祭大好きな私が京都で最大級の規模を誇る祇園祭の歴史的な起源や行事の概要を紹介したいと思います!

祇園祭とは?

祇園祭は、毎年夏季の7月に開催される日本三大祭の一つと言われています。東京の神田祭、大阪の天神祭、そして京都の祇園祭ですね!どの祭も例年ものすごい数の人が訪れる大変人気なイベントです。

祇園祭の起源

祇園祭の起源は、その昔、今よりおよそ1100年前の平安時代(869年)まで遡ります。

その当時の今日の町は、疫病が大流行する悲惨な状況でした。

そしてこのような事態が起きるのは、「御霊(みたま)の怒りに触れたから」だと、当時の人々は考えていました。これを「御霊信仰(ごりょうしんこう)」と言います。今でいう心霊現象に近いかもしれませんね。

そして、この御霊の怒りを鎮めるために行われたのが、御霊会(ごりょうえ)です。当時の国の数である、66本の鉾を現在でもパワースポットして有名である神泉苑に立て、祇園の神を祀り、現在の八坂神社の神輿を奉納し、疫病の退散を願いました。

初期は疫病が流行した時のみに行われていた御霊会ですが、次第に人々の恒例行事として浸透して行くようになり、毎年行われるお祭りとなりました。

また、祇園祭が7月に開催されているのは、梅雨で湿気が多くなり、人体に害を及ぼす細菌が活発になることによる衛生環境の悪さからこのくらいの時期に疫病が流行しやすかったためだと言われています。

祇園祭最大の見所!山鉾巡礼

祇園祭の中でも最も印象深い行事は山鉾巡礼(やまほこじゅんれい)でしょう。祇園祭にまだ行ったことがなくてもニュースなどで映像を見たことがある方も多いのではないでしょうか?

山鉾とは、鉾やなぎなたなどを立てた山形の山車のことです。この何トンという大きな山鉾を200人近くの人手で組立、巡礼、解体を行うと言われています。

それだけ大規模なものですから、実際に見たらそれはもうすごい迫力です。そしてこの京都祇園の山鉾巡礼は、ユネスコの無形文化遺産として登録されていることでも有名です。

無形文化遺産はおよそ24ヶ国から選出された委員が厳正に審査を行い登録されます。日本の無形文化遺産として有名なものは、「和食」はその中でも最も身近で代表的なものでしょう。そのほかにも、「和紙」や「歌舞伎」なども日本の無形文化遺産として登録されています。ユネスコの条約が発行されたのは2006年4月ですが、日本ではまだ21しか無形文化遺産は登録されていません。その中でも、祇園の山・鉾・屋台行事が無形文化遺産として登録されたのは、平成28年で、ほんの2年前になります。祇園祭は以前より人気のあるお祭り行事でしたが、ユネスコの影響でこれからもっと賑やかになっていくかもしれませんね。以下に関連リンクを貼っておきますので、より詳しく知りたいという方は是非チェックしてみてください。

全部で現在33基あると言われている山鉾の詳細を知りたい方はこちら

http://www.gionmatsuri.or.jp/yamahoko/

ユネスコについて詳しく知りたい!という方はこちらを

http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/mukei_bunka_isan/

京都の山鉾巡礼は実は歴史が浅い?

とはいえ実は先ほど説明させていただいた、祇園祭御霊会の初期の頃には、山鉾巡礼は行われていませんでした。今となっては祇園祭といえば山鉾巡礼!という感じですが、実は山鉾巡礼が行われ始めたのは2018年現在の約550年前の戦国時代(1467年~1615年)だと言われているため、実は祇園祭の起源である御霊会が行われるようになった平安時代より500年ほど後になります。

しかし当時から、御霊会などの神事はいいから山鉾巡礼はさせて欲しいという人々の声もあったほどに人気であったそうです。

それだけ長らく人々を魅了してきたのがこの、京都祇園の山・鉾・屋台行事なのです。見に行ったことがない方は是非2018年の祇園祭に足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと賑やかな雰囲気と歩行者天国(歩行者天国は前祭の3日間のみ)、屋台(屋台は前祭の2日間のみ)の非日常感を楽しめると思います!

また桜京五条本店は、祇園祭(前祭)へのアクセスも良好(地下鉄で1駅)ですので、浴衣のレンタルをお考えの方はぜひご相談くださいね。当店にお越しいただければ浴衣の手入れや着付け、ヘアアレンジに関する心配がいらず、よりお祭りを楽しんでいただけるのではないかと思います!また、当店の浴衣の柄などが気になる方はインスグラムをチェックしていただければご覧いただくことができますので、是非チェックして見てください!それでは^^

admin, 2018年3月5日